WEB屋って言葉がやだ、と思ったりしてみた

TumblrDashboardに流れてきたQuoteの元エントリに反応してトラバも打たずにここでなんか書いてみたりする。そんなオレはへたれです。

ユーザー中心主義とかユーザビリティとかエンドユーザのため、とか耳障りのいい言葉が最近流通してるけどそれって銀行のATMとかテレビのリモコンとか車のスイッチの配置とか飛行機のコクピットとか、使わないことを避けられないけど使いやすさが考えられていないとストレスが蓄積したり生死に関わりかねないクリティカルな問題となるようなもののUIに対して大声で言うのはいいけどWEBはなんか違うんでないかな、と。

企業のサイトや、何がしかのサービス(不動産検索とか銀行のサイトとかECサイトとか、、)において「ユーザ中心主義」で考えてサイトを作りました、って言ってるけどそれは運営サイドの企業からしたら「自分たちの目的である売り上げの最大化のためにユーザがすんなりモノを買ってくれる(資料請求だったり申し込みだったり)一番効率の良い手段を取った」て話じゃない。それって結局ちょっと前はSEOって言われてたりWEB標準化って言ってたりWEB2.0って言ってたりするWEBのコンサル屋さんが差別化のために持ち出してる言葉と何が違うんですか。

WEBに限らず企業が製品なりサービスを提供しているってことは当然最終的に売り上げを上げたいわけで、WEB作ってる僕らはそれにコミットして、ベタにそこを最大化するために色んな手段をこうじてるわけで。そこをなんか小難しい言葉でこねくり回すより「営業マンを作ります」「売り上げ増やすためにこうしてます」って言ってたほうが信用できないですかね。

IDEOの手法だったりAppleの手法だったり他の業界の手に取れるプロダクトで成功した手法をWEBに持ち込んでそれはそれで良好な結果は出るとは思うけど、WEBの中から起こる本当のイノベーションってそういうとこじゃなくて作る側の思い込みだったり熱さから出てきた方が楽しいよな。って取り止めがなくなったので希望を持ち出して終わりにしてみます。