箱根に行って箱根と日本旅館のエロさに思いをはせた

今週末にそろそろムスメを連れて旅行に行ってもいいだろう、つうことでそこそこ近場の箱根に行ってきたのです。旅行自体は楽しくてそこそこ美味い飯を食って温泉入って紅葉を眺めてまんじゅうをアホみたいに食って、と存分に楽しんできたんですが、何故だか「温泉旅館」と言う装置がいかにやらしいものかについての考えが頭から離れなくて困ったので思いつくままにまとめてみたりするのです。

まずそもそも箱根と言う場所がエロイ。行きの登山鉄道の中でも、やや品がない40代位の「餃子センター」の話を延々と続ける男女の存在から”温泉旅館→わけあり→不倫”などというしょうもない3段落ちが頭に浮かんでしまったけど、ちょっとしたアリバイがあれば旅行に来れて電車だけでもそれなりに移動できる距離感が箱根の機能性と分けありげな人たちを吸い寄せる力がさらにエロさを高めているのではなかろうかと。

で、泊まった先の温泉旅館でもまたエロさについて考察。
ここ5年ぐらいのトレンドである「部屋付き露天」「貸しきり家族風呂」とかはそりゃもうみんな家族とか言ってるけどあなた達やりまくりでしょ、なんてのは基本としてまず一つありますね、と。

あとは間接照明であるとか木で組まれた「日本的なもの」としての温泉旅館という装置であったり露天風呂だったりが夜になると醸し出す闇に溶け込んだいやらしくも妖しいさま、と言うのは日本人が持つ闇の中でこそ、その存在が明らかになる・浮かび上がるものに対する意識が作り上げたものなのかもしれない、と思ってみた。それは温泉旅館がある機能を持っているから故の演出でもあり、それを醸し出す空間があるために、人を吸い寄せるのか、いずれにしてもホテルや大規模な旅館には出しえないエロさがこじんまりとした温泉旅館にはある気がする。そういえばBSフジの温泉番組もエロかった。などと深夜に温泉につかりながら感心しきりになりつつ何かに思いをはせてました。

まあそんなこんななことを考えるのもすべては俺がどうにもエロイから、ってことだとは思うんですけどね。