[映画]虹の女神

気がつけば邦画、それも蒼井優が出てるのばかり見てるような気がするシリーズ。ということで「虹の女神」見ました。
奥さんと二人で、最近の日本映画は記憶をなくすか不治の病にかかるか誰かが病気で死ぬか死んだ人が生き返るかさせればいいと思いやがってけしからん!と腹を立てていたところにあえて冒頭で人が死ぬわけです。そこで軽く視線斜めバイアス。でもねでもね、この映画はいいですよ。青春恋愛映画として、あまりにも王道でもどかしさと愛しさと不器用さと切なさと小さな幸せで笑顔になったり、離れたりする二人が、あまりにも愛しくてたまりません。うっかり泣きそうでした。誰もに当てはまるわけでは無いだろうけど、でも多くの人が通ってきた思いや瞬間がそこには詰められていてぐっと来ます。あぁ若くて彼女とこんな映画を見たりした隣にいるその人をぎゅっと抱きしめてしまうんだろうなぁ、とか恋してたら間違いなくメールとか電話としちゃうよね、とかそんなことを眠気と戦いながら時にアホみたいな顔をしている嫁を横目に見ながら思ってみたりするのです。でもまぁそれも恋愛の帰結なのですよ。