アップルの”ヒューマンインタフェースガイドライン”
これを今更ながらにざーっと流し読んだ。なんらかのインターフェイスを作る人には読んどいて欲しい!
そう思うぐらいよくまとまったナイスなドキュメントです。
ユーザインタフェースの中で、現実的で、なじみのある考えを表す、隠喩を使用してください
プログラムに賢いデフォルト設定を制定しましょう。長々と設定の手順を要求することは避けてください
直接的で単純な反応を提供しましょう。エラーメッセージはエラーを引き起こした状況(「このディスクには文書を保存する十分な空きがありません。」)、そしてユーザが修正のためにとることのできる行動(「書類を別の場所に保存してみてください」)を正確に記述しなければなりません
とかとか当たり前だけどこうやってしっかりと文書にされてると、「おぉー」と唸ってみたり「人類の叡知だ!」とかいって見たりする人が出てきたりするわけですね。はい。
このアップルのドキュメントの中の要素って
ワークプロセスとか、ユーザの観察のところは↓のIDEOの方法論が基になっていて
UIの思想の部分はノーマン先生の考え方(つうかアフォーダンスとか認知科学とかかな)がベースにあって
詳細なUIの部品単位のところは前に紹介したデザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザインにもまとまっていたりしていたりするわけです。
最後の本は後発のまとめ本ですね。
で自分はどの本も読んでてエライ、とかいう話じゃなくて同じもん読んでても、ちゃんと自分の中に落として実践してそれを検証して、最適化してさらに纏め上げてドキュメントにしている人と、電車の中でぼけーーっと読んでるのとでこんなに違うもんか、と思ってがっかりしたりしてみたり。なんで実践はまぁおいとくにしても、せめて自分内まとめ脳を身につけていかんとなぁ、と。