じゃあオレはWEBデザイナーについて語ってみる

なんかCSSNiteとかWEB標準の日々とか絡みであちこちで何かが飛び交ってる中、ハテブのコメントとか「Lism.in * blog 一連のCSS Nite騒動について雑感」とかでちょこちょこ言われてるんだけど”デザイナーとエンジニアの溝”とか”デザインとシステムの戦い”的なことを言われていて超違和感ありまくり。
以前WEBデザイナーはWEBって付くくせにWEB上で存在感ないよね、みたいなエントリをみた記憶があったりもするので誰も期待してない中、エロ動画のダウンロードを待ちながらちょっと一言。

コーディングする人はデザイナーでは無くね?

エンジニアとは明らかに違って、面を実装する側にいるのでデザイナーってくくりになってるのかもしれないけど、UIの設計もするしデザインもするしコーディングもWEB標準がどうした的なこともする何でも屋な自分からするとCSSNiteの真ん中辺りにいる人たちは明らかにデザイナーとは違うと思う。
デザイナーって言うのは

  • サイトのコンテンツとかターゲットが何かによってどんな色を使ってどう細部の処理をしてどのフォントを選ぼうかって1日かけて悩んだり
  • 文字のカーニングに執着しつつ新ゴの「ト」の前を「何で空いてるんだよ」とぶつぶついいながら毎回詰めたり
  • ただ文字を置いただけでは”仕事をしてない”気がして、でもデザイン処理が思いつかないからグラデを背景に引いて何かに負けた気になったり
  • タイトルをどこに揃えるか左右何ピクセル空けるかで延々悩んだり

そんな傍から見るとどうっでもいい細部に悩んだりこだわったりしてる人のことで

  • 「Tableを使ったらWEB標準として負けだと思ってる」とか
  • ブラウザに実装もされてもいないCSS3について得意げに語ったり

とかしてる人はデザイナーというのとは100万光年ぐらい離れてる気がします。
だってユーザにとってCSSだろうがtableだろうがHTML4だろうがXHTMLだろうが普通に見えてりゃ裏側なんてどうでもいいし、HTMLの中に視覚要素入れるのはおかしいとか言われても今更何いうですか、、とか思うんだけど間違ってますか、そうですか。

でもWEBデザイナーもピンきりで

WEBデザイナーと言えば世の中でも有数の名乗ったもんがちな職業に入る気もします。その起源はなんて言っても、かつて大原のTVCMで
「ボクは消防士!」「私は公認会計士!」「じゃあ私はWEBデザイナー
っていう3段落ちに使われたところから始まっているのかな、と(やや記憶あやふやです)

そんな存在そのものがバブルでインフレでだぶついてて織り込みチラシの内職としてあなたにも出来る、と人気のWEBデザイナーがどうやってWEBデザイナー界で差別化してるかって言ったら、まぁデザイン力ってのは無きゃ勝負にならないので当然として、やっぱりWEB標準の日々の中でもちょこちょこ話しが出ててきてたユーザビリティとか経験をデザインする、とかその辺だと思う。
WEBデザイナーって「あんなの誰でも作れるじゃん」とか蔑まれがちな存在だけど、iPodとかiPhoneとかでのユーザ体験のようなある種の革命的な体験をWEB上にもなんとか1ミリでも再現したいと思ってたりとか、究極のユーザビリティってのは「使っていることを忘れるぐらいにスムーズな体験」だという信念を持ってそこを目指していたり、最近の六甲の美味しい水のペットボトルについてるちょっとした窪みだったりていうような気が付かないぐらいだけど実はすごく考えられてて便利なもの、みたいな使い勝手を実装したいって無い知恵を絞ったりしてる人もいるわけですよ。
デザイナーがよなよなクラブで踊ってて仕事中はヘッドフォンをしながらヲサレ海外雑誌を読みながらてきっとーに角丸に色つけて仕事終わりって言ってるような人たちばっかりじゃないんですよ。ホント。デジドカの一パーツにすぎないですから。

なんか酔っ払ってきて誰に向かってるのか誰に微妙にこびてるのか良く分からなくなってきたのでこの辺で。
最後に服装とか見た目でどうこう、って話が出ててデザイナー=オサレで上から目線みたいなイメージが付きかけてますけど、世の中にはハゲてるWEBデザイナーとかもいますからね。マジで。まぁなんとかオサレハゲ目指してるけどさ

久々にWEBデザイナーWEBデザイナー言い過ぎたのでもうこういう系のエントリはしばし打ち止めときます
そんなわけでこんなの見ると本気で軽く殺意を覚えますYOマジで